2011年7月6日水曜日

6B4G 全段差動PPアンプ 製作編#3(とりあえず完成)


とりあえず、
  すべての半田付けが終わって、
    各部の電圧の確認が終わって、
      音が出ました。

まだまだ、残留ノイズもありますし、本当に完成しているか自信が無いので、これからデバックを開始します。
シャーシレイアウトとしては、結構コンパクトにまとめられたのでは無いかと思うのですがいかがでしょうか?

(ここから加筆分です)
詳しい回路図が、体力測定の結果は、これから掲載する予定ですが、とりあえずちゃんと動いているようです。なので、しばらくこの状態で使ってみる予定です。

いずれ変化するかもしれませんが、現時点での印象を少し。

まず、音についてですが、良くも悪くも「中庸」です。差動PPの音はかなり好きなので、これまで3極管の300Bと、5極管のEL34を使った差動PPアンプを作っていますが、今回の6B4Gの音は「その中間」という感じです。音色はきれいなのですが、EL34のエッジが切れるようシャープさは無いし、300Bのゴージャスな響きもありません。

悪く言えば「個性が無い」という事になるのでしょうか。自分で作っておいてこう言うのも何ですが、少なくとも作って1日聞いた時点では、あんまり気に入っていません。がんばったのに、ちょっとガッカリしています。

ただ、こういう中庸な音って聞き込んで見ないと本当の良さが分からないし、細かいチューニングもまだまだなので、もう少し時間をかけて判断をしたいと思います。

ただ一つ言える事は、このアンプ暑すぎます。

今回、低内部抵抗の球を使って広帯域のアンプを狙ったため、

 初段:6DJ8(6922)
 次段: 5687WA
 電力増幅段:6B4G

という構成になっているのですが、この5687の発熱がすごいですね。まあ、ヒーター電力が6.3V*0.9A=5.7Wもあるので当たり前なのですが、実際に作ってみると想像を超える暑さです。

ちなみに、シャーシ表面の温度で47℃(室温25℃)。

これじゃあ、電子部品の耐久性にも影響が出るし、そもそも、電力不足が叫ばれる今年の夏に極めて「非国民」な出来になっているので、他の球を使う事を考慮中です。

無難なところで、増幅率が同程度の12AU7にすか、それとも、初段と同じ6DJ7にしてゲイン計算をやり直すべきか、思案中です。

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