2012年1月4日水曜日

iBasso A02のBTL grounding回路考察

普通に考えるとBTL回路はこうなりますね。

ただ、この回路だと、バランス駆動のヘッドフォンが必要になるので、出力段に何かしらバッファアンプを噛ます必要がありますね〜。
(普通のヘッドフォンはGND(マイナス側)を左右のチャンネルで共有しているので)

ヒントは、iBasso A02のベースモデルとなったT5というモデル説明のページにありそうです。

iBasso T5の説明文(http://www.ibasso.com/en/products/show.asp?ID=75から抜粋)
The T5 has two biggest advantages:
The first one is the BTL grounding, also known as balanced grouding. Benefited from this technology, the voltage swing is increased from 4.2V to 8.4V max; and the output power is increased to 175mW max. Moreover, the T5 has opamp+buffer on each channel, the current output is up to 500mA per channel. 


iBasso A02の説明文(http://www.hibino-intersound.co.jp/information/2769.htmlから抜粋)
総計8基のオペアンプを搭載。仮想グラウンド回路を内蔵し、BTL(Bridge-Tied Load)grounding駆動のハイパワーと低歪み性能を両立。駆動能力を高めることで、高性能なヘッドホン、イヤホンの潜在能力を余すところなく引き出します。


まあ、日本語の商品説明のページを読みましたが、これはひどいですね。全然技術的な意味を理解しないまま、専門用語を並べればOKという文系の人が書いた文章ですね。まったく、こういう事やるなら日本人は中国人を物まねってバカにする権利は無いぞ、って話がそれましたが。

英語の文章の方に書いて有るとおり、このA02というかT5というアンプはOPアンプのBTL回路+バッファアンプの構成のようです。という前提に立てば、さて、どんな回路構成か、もう少し考察してみたいと思います。

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