2011年10月16日日曜日

CHERUBIM(ケルビム) ULI インプレ [その1]

手前は、今までの愛車だったGIANT TCR Composite(2002年モデル)。奥が、新しい相棒のCHERUBIM(ケルビム) ULI のフレームです。

TCRは、確か、初めてGiant社がカーボンフレームをリリースした年に買ったと記憶しています(前の年に限定販売されていた)。当時は、あるフレームが全盛の頃、カーボンパックすら出始めの頃で、フルカーボンは結構珍しかった頃でした。

その軽さ、乗り心地の良さ、バランスの良いハンドリングに惚れ込んで、気がつけば10年近く乗っていた事になります。

さてさて、前置きが長くなりました。
なぜ、わざわざこんな事を書いたかというと、僕の評価はこのGiant TCRが基準になります。それを踏まえて読んでください。

で、CHERUBIM君のインプレなのですが、3日で50kmほど乗った印象では、「すごく似ている」 というのが偽らざる印象です。細かい所では、細かく違いを挙げる事は出来るのですが、全体としての印象は「すごく似ている」と言って良いと思います。

「やっぱ、クロモリは違うぜ〜、世界がガラッと変わる位の衝撃だ〜!!」

ぐらいの事を言いたかったのですが、残念ながらそこまでの違いはありません。
これって、やっぱり、自転車の性能って、フレームだけではなくて細かいコンポーネントを含めた全体の構成で決まる物という事実の証左だと思います(今回、フレーム/フォーク/シードポスト以外に、部品は変更していません)。

具体的な印象をキーワードで言い表せば、

 ・乗り心地は柔らかい、ただ、細かい凹凸の吸収性はカーボンの方が上
 ・踏み込んだときには、粘りを持って足にかかってくる(これはGiantも一緒)
 ・やっぱり、ポジションがばっちり決まった自転車は気持ちいいですね
  すごく素直な挙動を示します(これも、Giantも一緒)
 ・これは、決して懐古趣味では無くて、ばっちりレーシングバイクです
 ・走りには全く不満はありません

ってな感じでしょうか(訳分からない表現でスイマセン)。

実は、今回の乗り換えで、一番印象的だったのは、ENVEのフロントフォークの性能の良さだったりします。なので、次の記事ではENVEの話でも書いてみたいと思います。

2011年10月13日木曜日

CHERUBIM(ケルビム) ULI 組上がりました



長らくお待たせしましたが、というか、僕にとっても非常に長い時間だったのですが、9月末にやっとフレームが完成し、自転車として組上がりました。

細かいことに色々と言及したい(実際に写真も色々と撮っている)のですが、とりあえず駐輪場で撮った写真(しかも、携帯のカメラ)とスペック表を載せます。

      
フレーム: ケルビム ULI
Fフォーク: ENVE ROAD FORK 2.0(オフセット43mm)
ヘッドセット: Campagnolo Record HIDDEN HeadSet TTC
ハンドル: FSA K-Wing Compact(c-c 400mm)
ハンドルステム: ITM Millenium 90mm ※そのうち交換の予定
STIレバー: SHIMANO 7800 DuraAce
ブレーキ: SHIMANO 7800 DuraAce
シート: Fizik Arione k:ium
シートポスト: Fizik Cyrano Carbo
クランク: FSA SL-K light MegaExo Compact (長さ170mm)
(チェーンリングはアルテグラ) アウター50T/インナー34T
スプロケット: SHIMANO 7800 DuraAce (12T-28T)
FD: SHIMANO 7800 DuraAce
RD: SHIMANO 7800 DuraAce
ホイール: Mavic R-sys
タイヤ: IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC (Stans No-Tubeを使ってチューブレス化してます)

まあ、スペックだけで、モノが何か分かるオタクの方はお気づきと思いますが、フレームがクロモリなのに、他のコンポーネントはほとんどカーボン製で固めています。まあ、一世代前の部品も多々ありますが、見る人が見ればかなりスパルタンな仕様になっている「旦那仕様」のバイクといって良いかも知れません。

2011年8月5日金曜日

6B4G 全段差動PPアンプ 製作編#5(完成!!)

完成!! しました。

”とりあえず完成”と言った後に、やっぱりしっくりこなくて、色々と改良を加えてやっと「完成!!」と言えるレベルにこぎ着けました。ただ、情けないのは、さんざん回路をいじったのですが、原因は、自分の犯した回路には「ミス」だったことですが、とほほ。

さて、写真に写っているとおり、一番大きな変更としては、今までの初段:6DJ8→ドライバー段:5687であった構成から、初段をFETに変更して、6DJ8をドライバーとして受ける構成に変更しました。

FETは、ぺるけ師匠も多用している2SK30Aを使っています。数少ない自分の作例からの印象ですが、やっぱり解像度の高い音を出すという意味では、真空管よりもトランジスタの方が有利な様な気がします。実は、フォノイコも同じ理由で、真空管からトランジスタに変更しました。

そんなわけで、音には満足しているのですが、デザインとしては「歯欠け」したような何とも情けない格好になってしまいました。

さて、ということで、真空管が1個減ったスペースをどうしようと考えていたのですが、以前から使いたいと思っていた小型のVUメーターを入れてみようかと画策中です。Φ35の穴を開けなければいけないし、既に実装密度も高いので入るか分からないですが、ちょっと今、図面を書いたり、回路を検討したりしている最中です。

2011年7月21日木曜日

Fluke 177 フルーク デジタルマルチメーター

お気に入りの道具の道具の第1弾は、Fluke 177(フルーク デジタルマルチメーター 177)です。
最近では「デジタルマルチメーター」略して”DMM”って言うんですね。でもやっぱり、これは「テスター」ですよ、僕にとっては。

さて、この「テスター」ですが、僕のように電子工作を楽しむ人間にとって、「半田ごて」と並んで、最も登場頻度が高い道具だと思います。これまでは、秋月電気で売っている、中国製¥2,980円のDMMを使っていました。はっきり言って、性能的にはこれでほとんど不足を感じませんでした。逆に、安いモデルの方が、コンデンサの容量が計れたり、トランジスタのhfeが計れたりと多機能だったりします。

一方、職場では、備品としてFluke87が何台かあります。
これを使うと、やっぱり、「高級品」違うな〜、と、つくづく感じていました。

まず、精度が高いだけあって、表示される最後の数字(有効数字が4桁なので、例えば[1.125V]という表記)まで、バシッと数値が決まります。
ただ、それ以上に印象的なのは、機械的な堅牢性ですね。ダイヤルを回した時のクリック感とか、エラストマー素材で構成されて持ちやすいけど、剛性感のある本体とか、そういう機械的な部分で、使う度に「良い道具だな〜」と感じていました。

そして、なりより、一番の良いところは、会社の中で手荒に扱われても全然壊れていない事。そして、そうやって使い込まれて、所々にキズが付いた古い物でも、全然みすぼらしくならないことでしょうか。

とはいえ、Fluke87は、家庭で使うにはちょっと大きすぎるし、重すぎます。そして、何より値段が高すぎます。

ということで、さんざん迷ったあげくに買ったのが、87よりも一回り小さい177を買いました。精度が若干落ちる(とは言っても、87:0.005%→177:0.007と十分に高精度)ことと、耐圧が上がる(そもそも、そんな高圧機器は扱いません)ぐらいで、それ以外の性能はほぼ同等です。

で、使ってみると、やっぱり良いですね〜。
取り出す度に、ダイヤルを回す度に、そして、値を計る度に。やっぱり良いな〜、とほくそ笑んでいます。

2011年7月15日金曜日

6B4G 全段差動PPアンプ 製作編#4(未完成ながら周波数特性)


未完成(この台詞、しつこいな)ながら、周波数特性も公開します。
-3dBのポイントでは、20Hz〜60kHzの帯域を確保しています。

これはこれで優秀と言えますが、ぺるけさんの回路だと、低音側は10Hz以下を優に確保していますし、高音側も100kHz以上延びていますので、回路的な追い込みは、まだまだと言ったところでしょうか。

6B4G 全段差動PPアンプ 製作編#4(未完成ながら回路図とスペック)

色々と問題を抱えていますが、現在の完成型になりましたので回路図とスペックの公開です。

主要部品は以下の通りです。

 出力管(真空管):6B4G 差動PP
 ドライバー管:12AU7 差動PP
 初段管:6DJ7 差動PP
 電源トランス:TANGO GS-250
 出力トランス:TANGO FE-25-8
 ケース: TUBEWORKS KS-320

例によって回路は、ぺるけさんの「全段差動PPアンプ」のコピー回路になっています(まあ、細かい回路常数はいじっていますが)。

なお、入力がバランス入力です。現在、画策中の「バランス出力DAC」と「バランス出力フォノイコ」を受ける為に、パワーアンプだけ一足先にバランス化しました。

ただ、今はアンバランスで使っています。アンプのゲインもバランス入力に合わせたので、この状態だと全然出力が出ません。たぶんフルボリュームで4Wぐらいです。でも、家庭では十分すぎる「爆音」が出ます。

白状すれば、FBゲインは高すぎ、残留ノイズも1mV(左右とも)、それよりも、直結にしたドライバー段の動作電圧が足りずに、出力管より先にゲインが頭打ちになるという情けない状態になっています。段間コンデンサを入れるか、280Vタップを使って専用に高い電圧を作るかしないとだめですね。

とはいえ、これから8月にかけて仕事の方が忙しくなりそうなので、一度、ここで完成としてしばらく音の評価をしてみたいと思います。

2011年7月6日水曜日

6B4G 全段差動PPアンプ 製作編#3(とりあえず完成)


とりあえず、
  すべての半田付けが終わって、
    各部の電圧の確認が終わって、
      音が出ました。

まだまだ、残留ノイズもありますし、本当に完成しているか自信が無いので、これからデバックを開始します。
シャーシレイアウトとしては、結構コンパクトにまとめられたのでは無いかと思うのですがいかがでしょうか?

(ここから加筆分です)
詳しい回路図が、体力測定の結果は、これから掲載する予定ですが、とりあえずちゃんと動いているようです。なので、しばらくこの状態で使ってみる予定です。

いずれ変化するかもしれませんが、現時点での印象を少し。

まず、音についてですが、良くも悪くも「中庸」です。差動PPの音はかなり好きなので、これまで3極管の300Bと、5極管のEL34を使った差動PPアンプを作っていますが、今回の6B4Gの音は「その中間」という感じです。音色はきれいなのですが、EL34のエッジが切れるようシャープさは無いし、300Bのゴージャスな響きもありません。

悪く言えば「個性が無い」という事になるのでしょうか。自分で作っておいてこう言うのも何ですが、少なくとも作って1日聞いた時点では、あんまり気に入っていません。がんばったのに、ちょっとガッカリしています。

ただ、こういう中庸な音って聞き込んで見ないと本当の良さが分からないし、細かいチューニングもまだまだなので、もう少し時間をかけて判断をしたいと思います。

ただ一つ言える事は、このアンプ暑すぎます。

今回、低内部抵抗の球を使って広帯域のアンプを狙ったため、

 初段:6DJ8(6922)
 次段: 5687WA
 電力増幅段:6B4G

という構成になっているのですが、この5687の発熱がすごいですね。まあ、ヒーター電力が6.3V*0.9A=5.7Wもあるので当たり前なのですが、実際に作ってみると想像を超える暑さです。

ちなみに、シャーシ表面の温度で47℃(室温25℃)。

これじゃあ、電子部品の耐久性にも影響が出るし、そもそも、電力不足が叫ばれる今年の夏に極めて「非国民」な出来になっているので、他の球を使う事を考慮中です。

無難なところで、増幅率が同程度の12AU7にすか、それとも、初段と同じ6DJ7にしてゲイン計算をやり直すべきか、思案中です。