2011年6月9日木曜日

6DJ8 Mini Watter (ミニワッター) アンプ



「情熱の真空管」で有名な、"ぺるけ”氏の回路をコピーしたミニ・ワッターアンプ(Mini Watter)を作りました。
デザインも、べるけ氏の別のアンプのものですが、ほとんど丸々コピーしました。

興味がある方はこちらのwebサイトを見てみてください。
http://www.op316.com/tubes/mw/index.htm

簡単な仕様表はこんな感じです。

出力管(真空管):6DJ8 シングル(2段増幅)
電源トランス:ソフトン社 M2-PWT
出力トランス:春日無線 OUT-54B-57
ケース: 奥沢 0-46 (サイズ:W250*D160*H50)

電源トランスは、フォノイコを作るつもりで結局お蔵入りになっていた物を使ったので、推奨回路よりも電圧が低くなっています(推奨/216Vに対して、約180V)。そのため、格段の電圧を少しづつ減らしましたが、問題なく動作しています(すいません、詳しい体力測定はまだやっていません)。

ケースのデザインも、ぺるけさんのこの作品を真似させてもらいました。サイズも、25cm*16cmの“A4サイズ”に収まっています。奥沢の弁当箱ケースはアルミの地肌なので、スプレー缶でアイボリーに塗装しています。案の定、制作中にそこかしこにキズを着けてしまったので、ちょっとアップの写真には耐えられません。

シングルアンプを聞くのは、最初に買ったKT-88のシングルアンプ以来ですが、何というかPP(プッシュプル)とは違って、おおらかな音が出てきます。なんというか、必要十分というか、別にやせ我慢では無く、肩の力が抜けたいい音が出てきました。

もう一つ、このアンプを作った理由は、ヘッドフォンアンプが欲しかったこと。

今も、ヘッドフォンで音楽を聴きながらこの記事を書いていますが、ヘッドフォンならではの高解像度に真空管アンプの“楽器性”が加わって、何とも贅沢な音が鳴っています。

2012年1月4日加筆
さて、気に入っていたこのミニワッターですが、もう少しヘッドフォンをシャープに鳴らしたくなり、差動PP型のアンプに生まれ変わる事になりました。

その顛末はこちらのリンクです。

6DJ8 Mini Watter (ミニワッター) アンプは全段差動化へ
http://dsktaka.blogspot.com/2012/01/6dj8-mini-watter.htm

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